自分に自信を持つ事とは
約30年間モデルの仕事をしてきましたが、振り返ってみると、すごいミスをして、怒られたという経験はほとんど思い出せませんでした。
モデルの仕事は、ほとんどが1回ずつの現場なので、同じチームで働くことは、レギュラーの撮影以外はほとんどありません。
仕事の内容も、ほとんどが当日コンテを見て覚えます。
ファッションやスチール撮影なら、ポーズや着こなし、表情などを考えて撮影し、
CM、TV、動画などは、当日セリフなどを覚えます。
なかなかセリフが覚えられなかったり、NGを出しまくってしまったりして、スタッフの皆さんに迷惑をかけてしまうことはありますが、何か失敗してしまい怒鳴られることはほとんどありませんでした。
むしろ、スタッフの方はモデルに気を遣ってくださり、毎回、こんなわたしに、、と申し訳ない気持ちになっていました。
いつも、こんな自分を選んでくださった事に感謝し、責任感を持って仕事をしています。
現在はモデルの仕事以外のお仕事もしています。
どちらかという男性の多い職場で、接客業なので、モデルの仕事を生かす事ができています。
この仕事でもそんなに怒鳴られるようなことはありませんが、昨年は色々あり辛い時期がありました。
毎日の様に怒られたり怒鳴られたりすると、精神的に病んできてしまいますね、、
自分が至らなくて怒られてしまうこともありますが、この歳になって人格を否定されるような、頭ごなしに怒られることはそうないので、どうしたらいいかわからず毎日辛かったです。
でも、そんな日々も過ぎてしまえば、辛い気持ちが薄れてくるものですね。
父が亡くなったときも、毎日泣いていましたが、時が解決してくれたように、時間が解決してくれます。
そして本日、仕事で失敗をしてしまいました。
そうなった経緯を詳しく説明したい気持ちがあったのですが、言い訳になってしまいそうですし、わたしが悪い、と言われたので、いつもしていることを確認せず気の緩みから同じ様にしてしまった事に深く反省しました。
怒られたときに、昨年の怒られていた自分を思い出し、、自分が情けなく、ダメな人間なんだ、と思いました。
そんな帰り道、公園に寄りボーっと景色をみていたら、涙が出てきました。
なんだか気持ちがぷつっと切れました。
わたしはどうして要領が悪いのだろうか、仕事ができないのだろうか、、
元々自分に自信がないのですが、これでは誰にも必要とされない、愛されない人間だなと、、
もっと自分に自信が持てる様になりたくてこのブログも始めましたし、モデルの仕事もいまの仕事も家事もこなして、人に迷惑をかけないような人間になりたいです。
もっと器用に、自信を持って生きていけるよう、努力します。
ネガティブな内容になってしまいごめんなさい。
モデルの仕事は、自分に自信を持たないと、選んでくれた方やスタッフに申し訳ないと思います。
でも、人の痛みや悲しみを理解できる人間になりたいと思います。
今日の夕方の癒された景色です。
必要とされる、自分に自信が持てる、迷惑をかけない自分になれるように、、
明日からまたがんばります。